☆紹介☆
作家・井上ひさしが晩年に取り組んでいた広島・長崎・沖縄をテーマにした構想を山田洋次監督が受け継いだ家族ドラマ。長崎に落とされた原爆により息子を失った母と彼女のもとに現れた死んだはずの息子とが過ごす少し不思議ながら幸せな日々を描く。広島を舞台にし2004年には黒木和雄監督により映画化された戯曲『父と暮せば』と対になる作品として制作された。助産師の母親を吉永小百合が、息子を二宮和也が、息子の恋人だった女性を黒木華が演じる。
☆あらすじ☆
1948年8月9日の長崎。
吉永演じる助産師の伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮)が突然現れ、その日から伸子と浩二の奇妙だが幸せな時間が始まる。
医大生であった浩二には、かつて町子(黒木華)という恋人がいた。
しかし、この世から去った存在にも関わらず、浩二は「町子に好きな人が現れたら、あの子のことを諦めるしかないのよ」という母の言葉を受け入れることができない……。
☆キャスト☆
吉永小百合
二宮和也
黒木華
浅野忠信
加藤健一
広岡由里子
本田望結
小林稔侍
辻萬長
橋爪功
☆『母と暮せば』公開記念特番☆
(2015.12.1)
『母と暮せば』公開を記念し、特別番組の放送が決定いたしました。
ぜひ映画と共に、こちらの特別番組もご覧ください。
『母と暮せば』公開記念SP! 吉永小百合・二宮和也~優しい涙の物語~
※予告なく放送日時変更をする場合がございます。予めご了承ください。
【関東】
12/5(土)27:45-28:05 テレビ朝日
【関西】
12/6(日)25:28-25:58 朝日放送
(再)12/27(日)05:20-05:50 朝日放送
【東海】
12/15(火)25:25-25:55 名古屋テレビ メ~テレ
【福岡】
12/11(金)11:05-11:35(予定) 九州朝日放送
【北海道】
12/12(土)6:00-6:30 北海道テレビ放送
【青森】
12/5(土)11:00-11:30 青森朝日放送
【秋田】
12/11(金)10:00-10:30 秋田朝日放送
【岩手】
12/5(土)07:00-07:30 岩手朝日テレビ
【山形】
12/11(金)26:20-26:50 山形テレビ
(再)12/29(火)16:10-16:40 山形テレビ
【宮城】
12/10(木)27:26-27:56 東日本放送
【福島】
12/11(金)10:35-11:05 福島放送
【新潟】
12/19(土)10:25-10:55 新潟テレビ21
【長野】
12/23(水・祝)14:55-15:25 長野朝日放送
【静岡】
12/12(土)03:50-04:20 静岡朝日テレビ
【富山】
12/9(水)15:55-16:25 北日本放送
【石川】
12/12(土)6:00-6:30 北陸朝日放送
【福井】
12/5(土)16:25-16:55 福井テレビ
【瀬戸内】
12/13(日)26:15-26:45(予定) 瀬戸内海放送
【広島】
12/12(土)26:35-27:05 広島ホームテレビ
【山口】
12/2(水)11:15-11:45 山口朝日放送
【山陰】
12/9(水)10:55-11:25 日本海テレビジョン放送
【高知】
12/5(土)15:30-16:00 高知さんさんテレビ
【愛媛】
12/5(土)13:25-13:55 愛媛朝日テレビ
【大分】
12/12(土)26:20-26:50 大分朝日放送
【長崎】
12/11(金)10:00-10:30 長崎文化放送
【熊本】
12/5(土)7:30-8:00 熊本朝日放送
【宮崎】
12/9(水)26:31-27:01 テレビ宮崎
【鹿児島】
12/6(日)4:50-5:20 鹿児島放送
【沖縄】
12/5(土)13:00-13:30 琉球朝日放送
☆ライブビューイング☆
2015年12月12日(土)に、丸の内ピカデリーで開催される初日舞台挨拶の模様をライブビューイング上映いたします。
お近くの劇場で、ぜひご参加ください。
【ライブビューイング上映 上映時間・実施劇場】
・2015年12月12日(土)
・12:50の上映回(本編上映前に15分~20分程度予定)
※舞台挨拶ライブビューイング上映開始が12:50~、終了後に本編上映となりますのであらかじめご了承ください。
【登壇者(予定)】
吉永小百合、二宮和也、黒木華、山田洋次監督
※登壇者は予告無く変更になることもございますのであらかじめご了承ください。
【料金】
・通常料金
※前売券、ムビチケカードもご利用いただけます。
※各劇場の販売開始日および料金設定詳細は、該当劇場公式ホームページ等でご確認ください。
※上映回チケットの、1回あたり上限枚数は、該当劇場公式ホームページ等でご確認ください。
※その他、チケット・料金に関する詳細は、該当劇場公式ホームページ等でご確認ください。
≪その他の注意事項≫
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
※映画鑑賞の妨げになりますので、上映途中での入退場はご遠慮ください。
※中継する舞台挨拶はマスコミが取材に入らない回となります。
☆初日舞台挨拶レポート☆
(公式サイトより)
MC:
山田洋次監督最新作『母と暮せば』初日舞台挨拶にお越しいただきまして、ありがとうございます。皆さまは映画をたった今観終わったばかりですが、いかがでしたでしょうか?この映画は、フィルムで撮影し、編集もフィルムで行われました。今は映画のほとんどがデジタルで上映されているのですが、本日は貴重なフィルムでの上映でご覧いただきましたので、お楽しみいただけたのではないでしょうか。それでは早速登壇者の皆様をお呼びしましょう。山田洋次監督、吉永小百合さん、二宮和也さん、黒木華さん、浅野忠信さんです。それではお一人ずつ、ご挨拶と初日を迎えてのお気持ちをお伺いできればと思います。
山田洋次監督:
この映画の準備がはじまった時からいつか封切が来ると心待ちにしていた日が、今日来ました。観賞後の皆さんの前に立つということは法廷で判決を待つ被告みたいなものです(笑)。朝早くからお越しいただきましてありがとうございます。
吉永小百合:
皆さん大変な思いをしてチケットを手に入れてこの舞台挨拶にいらっしゃったことと思います。(会場笑い)山田丸という大きな船でスタッフ・キャストが一丸となって創り上げた作品が長崎を出港して東京に到着しました。ドキドキしています。楽しんでいただけましたでしょうか。
―会場拍手―
二宮和也:
本日は朝早くからお越しいただきりがとうございます。初日を迎えられて嬉しい気持ちでいっぱいですが、公開に向けて綺麗な恰好をさせていただき、やってきた宣伝活動が終わってしまうと思うと少し寂しい気持ちもあります。これからは皆さんの力で映画を広めていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
黒木華:
おはようございます。こんなにたくさんの方々と初日を迎えられて幸せです。
この作品では行ったことの無かった長崎に行かせていただいたり、たくさんの経験をさせていただき嬉しかったです。よろしくお願いします。
浅野忠信:
今日はお越しいただきまして本当にありがとうございます。完成した映画を観たとき自分でもずっと泣いていました。壇上からお客さんを見ても感動した様子が伝わってきて嬉しいです。何度でも観て下さい。
MC:ありがとうございます。それではいくつかお伺いしていきたいと思います。ご自身で一番好きなシーンや一番心に残っているセリフがございましたらお伺いできればと思います。
吉永:浩二(二宮)が「町子(黒木)には幸せになって欲しい。僕だけじゃなくてそれが原爆で死んだみんなの願いなんだ」といった後に「ようゆうてくれたね」と言うところが好きですね。
二宮:劇中で歌を歌うシーンがいくつかあるんですけど、監督に「やさしくしてみようか」とか「もう少しのびやかにやってみようか」と指示をいただいて何度もやったことが心に残っています。
山田監督:彼が歌ってくれるからそれだけで涙が出ましたね。
黒木:浩二さんとのシーンはもちろんなのですが、黒田さん(浅野)が出てきて、町子の未来を変えてくれんだなと思わせるところが好きです。
浅野:劇中のシチュエーションと同じで緊張していましたね。
MC:ありがとうございます。それでは特に苦労されたところなどございますか?
山田監督:苦労したところはたくさんあるのですが、浩二が指揮をするシーンをどのような映像表現にしようか特に苦心しました。
MC:戦争の時代のお話ですが、戦争を知らない世代として演じてみて難しかったことなどありますか?
二宮:「知らない」ということにつきると思います。その時代のお芝居をさせてもらったり、勉強をしてはいるけど、「知らない」と言わなければならない、分からないと言わければいけないのには勇気がいりました
山田監督:当時の子どもたちは朝から晩までお腹が空いていた、そんななかで食べるおにぎりというのがどういうものかは説明してもなかなかわからないでしょう。
黒木:卵かけごはんのシーンで監督から、当時卵がどれだけ大事だったかもふまえてご指導いただきました。
吉永:苦労したところといえば、浩二が亡霊なので触れてはいけないことでした。
二宮:できれば消えたくなかったんです(笑)。生きている時のシーンでは触れ合えたので、「生きているな」と感じました。
MC:ありがとうございました。さて、本日は初日ということで、山田監督と、座長・吉永さんへ「お疲れさまでした」の花束をお渡しいただきましょう。
―花束贈呈―
MC:さて、実は今日はもうひとつあるんです。『母と暮せば』は、昨年の12月に製作発表をし、4月末から約3か月に亘る撮影、そして撮影後は様々なプロモーション稼働が続いてきました。中でも主演の吉永小百合さんは、連日の取材やテレビの収録稼働など、誰よりもこなし、座長として引っ張ってきてくださいました。そこで本日は、キャスト・スタッフ全員より、感謝の気持ちを込めたお手紙がございます。「息子」の二宮さんにお読みいただきましょう。
※手紙内容
吉永小百合様
今日、『母と暮せば』の公開初日をついに迎えることができました。
ちょうど去年の今頃この映画の製作発表会見があり、それから一年間、
小百合さんのそばで、我々は本当に楽しくて充実した日々を過ごさせていただきました。
撮影中の小百合さんはシーンも多くて出ずっぱりで、
自分のことだけでも大変なはずなのに、誰よりも気遣いの人でした。
スタッフ・キャストの一人一人を名前でちゃんと呼び、
いつも山田監督の体調を気にされ、取材の方がいらっしゃると
丁寧に挨拶をして声をかける。
ご自身が「座長」として作品を背負っているんだという覚悟と潔さは
現場を明るく和やかにして、関わる人全員が過ごしやすい空気を作ってくださいました。
撮影が終わってからも、坂本龍一さんとの音楽レコーディンングや仕上げにも立ち会われたりと、いつも作品のことを考えて盛り上げて下さり、
本当にありがとうございました。
小百合さんと一緒の船に乗って、本当に幸せな時間を過ごしました。
そして、先頭を走り続ける小百合さんは、とってもカッコよかったです。
その姿をいつも想いながら、ひとりひとりが今よりもっと頼れる存在になって、
小百合さんとまた一緒に素晴らしい作品を作りたい。それが今日からの我々の目標です。
この映画に関わった出演者、スタッフを代表して。
二宮和也
MC:ありがとうございました。吉永さんいかがでしょうか。
吉永:感激しております。皆さんのおかげでやり通せたと思います。胸がいっぱいです。
二宮:吉永さんに色々と気づかっていただいたことで、僕も含め、現場が元気になったと思います。
MC:本日公開を迎えて吉永さん今一度いかがでしょうか。
吉永:映画が公開となることで皆さんとお別れしなければならないのは寂しいです。また皆さんとお芝居をしたりご飯を食べたりしたいです。山田監督よろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。本日吉永さんがお召しになっているお着物の帯は、劇中で使用されたものとお伺いいたしました。
吉永:そうなんです。平和の象徴ハトがデザインされていて劇中で使っていたものを衣装部さんがプレゼントしてくださったんです。
MC:ありがとうございます。最後に一言ずつ山田監督、吉永小百合さんにお願いしたいと思います。
山田監督:朝早くから駆けつけてくださりまして、ありがとうございます。改めて御礼申し上げます。
吉永:皆様の温かい拍手に包まれて幸せです。作品をご覧いただいた後は皆さんで色々とお話いただければと思います。欲張りなことではありますが、2度3度と足を運んでいただけたら良いなと思っております。よろしくお願いします。
☆「母と暮せば」大ヒット御礼舞台挨拶☆
チケット販売告知
2015年12月21日(月)に下記劇場にて大ヒット御礼舞台挨拶を開催します。
【大ヒット御礼舞台挨拶のチケット購入方法】
2015年12月21日(月)の大ヒット御礼舞台挨拶は、全席指定制(定員入替制)となります。
この座席指定券は、<チケットぴあ>のみの販売となります。
※お席はお選びいただけません。
※チケットの販売は、お一人様4枚までとさせていただきます。
【実施日時・会場】
2015年12月21日(月)
新宿ピカデリー
・12:40の回 上映後 <Pコード:555-118>
・15:50の回 上映前 <Pコード:555-118>
【登壇者(予定)】
吉永小百合、二宮和也、山田洋次監督
※登壇者は予告無く変更になることもございますのであらかじめご了承ください。
【料金】
全席指定:2,000円(税込み)
【チケット販売方法】
≪先行抽選販売「プレリザーブ」≫
■ 申込受付期間:12月15日(火)18:00 ~ 12月17日(木)11:00
■ 抽選結果発表:12月17日(木)18:00
■ 引換開始日 :12月17日(木)18:00~
●プレリザーブとは? ↓
≪先行抽選販売に関する注意事項≫
※ チケットのお申込は、お一人様4枚までとさせていただきます。
※ 前売券からのお引換は出来ません。ご注意ください。
※ チケット当選後の変更・払戻は出来ません。予めご了承ください。
※ プレリザーブとは、事前のお申し込みの後、チケットを購入できるサービスです。
※ 必ずしも優先的に良いお席をご用意するものではありません。
※ お申込多数の場合は抽選にて当選者を決定します。(先着順ではありません)
※ お申込は受付期間中ならいつでもOK。(メンテナンス時間をのぞく)
※ 当日は、お手荷物確認を実施する可能性がございます。予めご了承ください。
【一般販売】
12月18日(金) 10:00AMより販売開始
≪一般発売に関する注意事項≫
●お近くのチケットぴあのお店、下記のコンビニ、もしくは電話予約、インターネットでお求めいただけます。
●チケットの販売はお一人様4枚までとさせていただきます。
●前売券からのお引換はいたしかねますのでご注意下さい。
●お席はお選びいただけません。
■インターネット購入
チケットぴあ
■直接購入
チケットぴあのお店 営業時間 10:00~20:00【営業時間は店舗によって異なります】
サークルK・サンクス 営業時間 朝5:30~深夜2:00【発売初日は10:00~】
セブンーイレブン 営業時間 0:00~24:00【発売初日は10:00~】
■電話予約
チケットぴあ音声自動応答 TEL:0570-02-9999
※要Pコード・自動応答24時間受付
(毎週火・水 2:30〜5:30はシステムメンテナンスのため受付休止)
≪その他の注意事項≫
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
※転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
※いかなる事情が生じましても、ご購入・お引換後のチケットの変更や払い戻しはできません。
※当日はマスコミによる取材が入る可能性がございますので、予めご了承ください。
※映画鑑賞の妨げになりますので、上映途中からのご入場はご遠慮ください。
※当日は、お手荷物確認を実施する可能性がございます。予めご了承ください。
☆「母と暮せば」35mmフィルム特別上映☆
2016.1.18
デジタル化が進む中、最後のフィルムメーカーとして50年以上に渡りフィルムで映画を撮り続けてきた山田監督悲願のフィルム上映が実現。製作時の臨場感をそのままに、フィルムならではの雰囲気や色彩の深みをお楽しみいただけるよう、丸の内ピカデリーにて上映しておりました、35mmフィルムでの特別上映が好評につき、1月29日(金)まで延長となりました!
映画界の巨匠・山田洋次監督が「生涯で一番大事な作品をつくろう」という思いで製作した本作を、貴重なこの機会にぜひフィルムにてお楽しみください。
上映劇場:丸の内ピカデリー
上映期間:1月29日(金)まで
☆第39回 日本アカデミー賞 11部門受賞!☆
2016.1.18
第39回日本アカデミー賞にて、「母と暮せば」から、作品賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞の11部門での受賞が決まりました!
優秀作品賞 「母と暮せば」
優秀脚本賞 山田洋次 / 平松恵美子
優秀主演男優賞 二宮和也
優秀主演女優賞 吉永小百合
優秀助演男優賞 浅野忠信
優秀助演女優賞 黒木華
優秀撮影賞 近森眞史
優秀照明賞 渡邊孝一
優秀美術賞 出川三男
優秀録音賞 岸田和美
優秀編集賞 石井巌
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