☆放送日時/局☆
2015年12月28日
21:00~23:25
TBS系列
☆紹介☆
今、チケットの入手が最も困難と言われる落語家、立川談春。
彼は少年時代のある日、立川談志の落語を見たことをきっかけに落語家になることを決意する。
談志から 「親の許しがあるならば弟子にしてやる」 と言われた談春であったが、案の定両親は猛反対。しかしあの手この手で親を説得して、弟子入りを果たす。
だが弟子としての日々は、決して生易しいものではなかった。
談志の家に通い 「身の回りの世話」 をする日々。談志は毎朝弟子たちを集め、つつじの花を間引く、牛乳を買う、猫を追い払う、窓の掃除をする、金魚に餌をやる、などの覚えきれない程の仕事を命じ、最後に必ず厳しいチェックをする。
17歳という若さの立川談春が、「天才」 「風雲児」 と言われた故・立川談志のもとに弟子入りし、新聞配達をしながら生計を立て、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた男・立川談志の破天荒な生き様を中心に超豪華キャストで鮮やかに描き出す。
☆あらすじ☆
1980年代半ばに起きた空前の漫才ブームの最中、佐々木信行 (のちの談春・二宮和也) は中学の芸能鑑賞会で、落語家・立川談志 (ビートたけし) に出会う。この衝撃の出会いから数年後、高校生になった信行は、談志の弟子になるべく立川流の門を叩いた。立川流では、親の援助なしに弟子は生活していくことができない。談志に厳しく 「高校をやめて弟子になりたいなら、親を連れて来い」 と言われた信行は、父と母を説得しようと試みる。しかし 「せめて高校だけは卒業しろ」 と言われ、父親と決裂し、家出してしまう。
翌日、談志を訪ねた信行は、「二親とも不慮の事故に遭い、死んだ」 と嘘をつき、さらに生活費は新聞屋に住み込みでバイトをして稼ぐので、弟子にして欲しいと頼みこむ。その勢いを買ったのか、談志は信行に「談春」という名前を与え、立川流に入門を許される。
「談志のもとには、談々 (北村有起哉)、関西 (宮川大輔)、ダンボール (新井浩文) という兄弟子がいた。彼らとともに談志から言いつけられる家事や、無理難題をこなす毎日。これが修行なのか… 落語の稽古などつけてもらえず、そんな日々を疑問に思う談春。
ある日、兄弟子である志の輔から 「嫌なら早く二ツ目になれ」 と言われる。落語家の身分には見習い、前座、二ツ目、真打ちとあり、二ツ目になってようやく落語家として認められ、落語会を自由に開くことができる。立川流では 「古典落語を50席覚え、家元がその中から選んだ根多をその場で演じて納得させること」 ができれば、入門年数に関係なく二ツ目に昇進できる。志の輔はまさに入門1年半でその条件をクリアし、二ツ目になった人物だった。ようやくすべきことが見えた談春は、寝る間も惜しんで根多を覚える。
立川流に入門して半年ぐらいが経ち、ようやく親の許しも得られ、最低限の生活費を出してもらえることになった。新聞屋のアルバイトもやめ、談志からの受けも良く、ぐんぐん成長していった談春。しかし、ある日、談志が稽古をつけてやると言ってきたときに風邪を引いていた談春は 「師匠に迷惑をかけてはいけない」 という思いから、稽古を断る。そのことが談志の逆鱗に触れ、その後、一切の稽古をつけてもらえなくなってしまう。そのことに対して、完全にすねてしまった談春は、「弟子を続けたかったら築地で1年働いてこい」 と言われてしまう。「師匠の言うことは絶対」 という落語家の世界。仕方なく、築地でシューマイ売りを手伝うことになる談春。しかし、その 「築地修行」 を断った弟子がいると志の輔から聞いた談春は、その弟子・志らく (濱田岳) に文句を言いにいくが…。
二ツ目になりたい!ともがきながら、日々を必死に生きる談春と弟子仲間たちの笑いあり、涙ありの青春落語グラフィティ!
☆出演者☆
(役名/演者名)
立川談春/ 二宮和也
立川談志/ ビートたけし
立川志らく/ 濱田岳
立川関西/ 宮川大輔
女将の娘/ 清野菜名
立川談かん/ 柄本時生
立川ダンボール/ 新井浩文
すし屋の大将/ さだまさし
魚問屋の店主/ 柳家喬太郎
<スペシャルゲスト (出演順)>
春風亭昇太/ 春風亭昇太
春風亭小朝/ 春風亭小朝
中村勘九郎/ 中村勘九郎
三遊亭円楽/ 三遊亭円楽
魚河岸の女将/ 坂井真紀
志らくの祖母/ 正司歌江
談春の父/ 寺島進
談春の母/ 岸本加世子
高田文夫/ ラサール石井
立川談々/ 北村有起哉
立川志の輔/ 香川照之
林修一/ リリー・フランキー
<ナレーション/薬師丸ひろ子>
<ナビゲーター/ 笑福亭鶴瓶 >
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